山田動物病院 診療部門

【獣医師監修・犬の健康診断】 春の健康診断・血液検査キャンペーンが始まりました。狂犬病予防接種時に行うことをお勧めしています。

健康診断を行う理由

持病もなく元気で健康なワンちゃんは、狂犬病、ワクチン注射、フィラリア予防などの他は病院から足が遠のきがちですね。でもこのまま元気で長生きしてほしいと飼い主様はみなさんそう思います。

そこでお勧めするのが愛犬の「健康診断」です。

健康診断の時期

獣医師による視診、触診、聴診による基本健康診断

まず、ワンちゃんをご家庭に迎え入れた時に行うことをお勧めします。その後、毎年受ける狂犬病予防注射の時期、または混合ワクチンの時期に合わせ、毎年1回行うとよろしいと思います。

山田動物病院では初診で受診するワンちゃんすべてに、基本の健康診断が初診料(1870円)に含まれています。

また定期的に山田動物病院のトリミングをご利用のワンちゃんには3ヶ月に一度、この健康診断を無料で行い、結果をお知らせしています。

 血液検査

山田動物病院の視診・触診・聴診による基本の健康診断のあとより詳しく健康状態をチェックしたい場合や予防医学の観点からも血液検査をお勧めします。

毎年、4月~6月の狂犬病予防注射の時期に、山田動物病院では「春の血液検査キャンペーン」を実施しています。

この「春の血液検査キャンペーン」は愛犬の年1度の健康診断を受けやすくするために、通常の約半額4950円+採血料にて主な血液検査ができるように提供しています。この血液検査を受ける時は「視診、触診、聴診による基本の健康診断」を無料で行っています。

またこの時期にフィラリア検査を行う飼い主様は、フィラリア検査血液検査を行うと採血が1回で済む(採血料も1回)という利点があります。

費用

※スマートフォンの方はスライドをして表を確認してください。

 通常キャンペーン期間(毎年4月~46月)
基本健康診断のみ

1,860円(税込)

なし

基本健康診断

血液検査

※採血料別料金
※項目の数によって変動します。
4.950円(税込)
※採血料別料金

※定期的にトリミングを利用していただいているお客様は3ヶ月に1回基本健康診断を無料で行っております。

健康診断の受け方

特に事前の予約は必要ありませんので、ご都合のよろしい時に直接ご来院ください。

検査でわかること

獣医師による視診、触診、聴診による基本健康診断

この健康診断によって、「貧血、結膜、角膜、白内障、鼻汁の有無、歯石、歯肉炎、耳、リンパ節、脱水、乳腺、肛門、陰部、睾丸、皮膚炎、脱毛、ノミ糞の有無、便、前肢、後肢、膝、爪、打診、心音、肺」に異常がないかを調べることができます。

血液検査

総蛋白(TP)、アルブミン(Alb)、A/G比、総ビリルビン(T-Bil)、AST(GOT)、ALT(GPT)、アルカリフォスファターゼ(ALP)γーGTP(GGT)、リパーゼ(Lip)、尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cre)、総コレステロール(T-Cho)、中性脂肪(TG)、カルシウム(Ca)、無機リン(P)、血糖(Glu)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)の17項目の検査ができます。

検査項目でわかること

総蛋白(TP)

血液中のたんぱく質の総量を示し、栄養状態、肝・腎機能の指標となります。

感染症、慢性炎症、脱水、高脂血症、腫瘍、肝臓疾患、吸収不良、体外喪失の増加などを調べます。

アルブミン(Alb)

血液中に多く含まれる蛋白質です。上昇は脱水、低下は肝臓、腎臓、腸などの疾患や出血が疑われます。

脱水、慢性肝疾患、腸吸収機能不全、栄養失調などを調べます。

A/G比

慢性炎症、肝疾患、ネフローゼ症候群、M蛋白決血漿などを調べます

総ビリルビン

ビリルビンは赤血球中のヘモグロビンの代謝産物です。溶血、肝障害、排泄経路の閉塞などで上昇し、黄疸の原因となります。

肝胆道系疾患、溶血性疾患を調べます。

AST(GOT)

AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は酵素の一種で、心臓の筋肉や骨格筋、肝臓に多く含まれています。肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる働きをしています。

慢性肝炎、肝癌、肝硬変、骨格筋障害を調べます。

ALT(GPT)

肝臓に多く含まれている酵素です。主に肝臓のダメージの指標として使われます。

慢性肝炎、肝癌、肝硬変、肝壊死などを調べます。

アルカリフォスファターゼ(ALP)

主に胆道系疾患(胆汁鬱滞、胆管肝炎など)で上昇する肝酵素です。骨の成長期、腫瘍などにより上昇する場合もあります。

肝胆道系疾患、クッシング症候群、骨疾患などを調べます。

γーGTP(GGT)

主に胆道系疾患(胆汁鬱滞、胆管肝炎)などで上昇する肝酵素です。

肝胆道系疾患、コルチゾール過剰などを調べます。

リパーゼ(Lip)

膵臓に含まれる消化酵素のひとつで、十二指腸に分泌されて食物中の脂肪を分解する働きをします。

急性膵炎、慢性膵炎、膵外傷、胆道疾患などを調べます。

尿素窒素(BUN)

腎臓が十分働いているかどうかを調べる検査です。

脱水、腎不全、尿毒症、尿路閉塞、消化管出血、肝機能低下、(肝硬変、肝炎)などを調べます。

クレアチニン(Cre)

腎臓から排泄される代謝産物で、腎機能が激しく低下すると上昇します。低下の原因としては、著しい筋肉の減少などがあります。

腎不全、尿毒症、尿路閉塞などを調べます。

総コレステロール(T-Cho)

生体の主要脂質成分であるコレステロールの血液中の総量を示します。肝臓や胆道、腎臓の疾患や、糖尿病、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患などで上昇します。肝不全、小腸疾患などで低下します

甲状腺機能低下症、クッシング症候群、胆道閉塞、糖尿病、甲状腺機能亢進症、アジソン病、肝疾患などを調べます。

中性脂肪(TG)

血液中に存在する脂肪の一つが中性脂肪です。
数値が上昇すると血液中に脂質が多すぎる状態になり脂質異常症(高脂血症)と言われます。

カルシウム(K)

骨代謝や筋肉の収縮、血液凝固などに関与します。主に腎臓や副甲状腺の疾患などで変動します。また腫瘍で上昇する場合もあります。

リンパ肉腫、ビタミンD過剰、上皮小体機能低下症、上皮小体亢進症、吸収低下などを調べます。

無機リン(P)

生体中にカルシウムに次いで多く存在する無機物です。 

腎不全、上皮小体機能低下症、上皮小体機能亢進症、吸収低下を調べます。

血糖(Glu)

血液中のぶどう糖の量を、血糖値といいます。食事の摂取で変化します。

糖尿病、ストレス、クッシング症候群、機能性低血糖、インスリノーマ、副腎皮質機能低下症などを調べます。

ナトリ ウム(Na)カリウム(K)

必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。

慢性尿崩症、生体外溶血、腎不全、脱水、下痢、嘔吐、慢性機能障害、副腎皮質機能低下症などを調べます。

 検査の仕方  

獣医師による視診、触診、聴診の基本の健康診断

山田動物病院の基本の健康診断は、全身の触診、視診、聴診をします。

①体重・体温を測ります。体温は肛門に体温計を入れて測ります。この時に体温計に付着した便で検便をします。

(便が付かないこともありますので、便をお持ちください。)

②白目で貧血があるかないか調べます。

③目の結膜、角膜、白内障などに異常がないか調べます。

④口腔内を調べます。歯肉、歯に異常はないか、歯石が溜まっていないかなど口腔内を視診します。

 また鼻汁などないか視診します。

⑤耳に異常がないか調べます。

⑥リンパ節に腫れはないか?脱水はしていないか?お腹に何かないか?など触診します。

⑦肛門周りに異常はないか?視診します。

⑧女の子なら乳腺や陰部、男の子は睾丸に異常はないか?また皮膚炎はないか?視診と触診をします。

⑨前肢、後肢の関節に異常がないか?爪に異常はないか?足の指、裏に異常がないか視診、触診します。

⑩最後に打診し、聴診器で胸の音を聴診します。

以上が視診、触診、聴診による基本の健康診断です。

血液検査

「獣医師による視診、触診、聴診による基本の健康診断」をします。その後、経静脈から採血します。

採血した血液を外部検査機関に送り、結果が検査機関から戻ってきて、獣医師が結果診断をしたあとご自宅に郵送します。

このような多彩の血液検査を1年に一回受けることで、安心してワンちゃんと生活してくことができます。是非お試しください。

4月より狂犬病予防接種が始まりました。併せてフィラリア検査、春の血液検査も受付中です。

寒さ暑さも彼岸まで…お彼岸を迎えてすっかり春めいて参りましたね。

もうすぐ4月です。

4月になると動物病院では「狂犬病予防接種」が始まります。

市町村によってはもう「狂犬病予防接種」のお知らせが届いているのではないでしょうか?

そこで今日は山田動物病院での狂犬病予防接種の受け方、また狂犬病予防注射のことをお知らせしたいと思います。

犬の予防接種について

犬の予防接種は義務である狂犬病を予防する「狂犬病予防接種」と重篤になる主な病気を予防する任意の「混合ワクチン接種」の2種類があります。

狂犬病予防接種

「狂犬病予防法」(昭和25年法律第247号)に基づき、91日齢以上の犬の所有者は、その犬を所有してから30日内に市町村に犬の登録をし、鑑札の交付を受けるとともに、狂犬病の予防注射を犬に受けさせ、注射済票の交付を受けなければなりません。

毎年4月~6月は市町村による狂犬病予防接種の集団接種期間となっており、この時期に接種することをお勧めいたします。

山田動物病院では以下の様になっています。

  • 世田谷区にお住いの方は

    当院は世田谷区獣医師会に所属しておりますので、4月1日より病院にて「狂犬病予防注射済票」をお渡しすることができます。また、この時期に新しくワンちゃんを飼われた場合は登録の代行を同時に無料で行っております。(登録の場合は2週間ほどのお時間をいただきます。)病院で済票が発行できるのは4月1日からです。

  • 杉並区、調布市、三鷹市にお住いの方は

    山田動物病院にて接種後、当院スタッフが各市町村役場にて「狂犬病予防注射済票」を申請、受け取り、その後ご自宅までの郵送の代行を無料で行っております。ぜひご利用ください。(済票送付まで調布・三鷹市は1週間~2週間杉並区は約3週間のお時間をいただいております。済票がすぐに必要な場合はご自身で役所にてお手続きください)

  • 世田谷区、杉並区、調布市、三鷹市以外にお住いの方は

    当院で接種後「狂犬病予防接種済証明書」を発行、お渡ししますのでご自身でお住まいの市町村役場で「狂犬病予防注射済票」を取得してください。

    4月~6月以外の予防接種について

  • 当院にて狂犬病予防注射接種後、証明書をお渡ししますので、ご自身でお住まいの市町村窓口にてご登録ください。

費用について

狂犬病予防注射 ¥3,200

注射済票 ¥550(市町村にお支払いします)

狂犬病予防接種を受ける時の注意事項

・山田動物病院では狂犬病予防接種の前に飼い主様に問診をし、基本の健康診断を行なってから接種します。いつもと違う症状(下痢、嘔吐、元気がないなんどの症状)がありましたら、担当獣医師にお知らせください。

・市町村から届く接種券をお持ちください。

・接種後は極端な運動などを避けましょう。

・ごく稀に副反応の出るワンちゃんがいます。夜間に対応が難しい場合もありますので、なるだけ午前中に接種することが望ましいです。

・以前に副反応の症状が出たことがある場合は、接種前にお知らせください。

・山田動物病院は予約制ではありませんので、接種券をお持ちになり、直接病院にいらしてください。

狂犬病予防注射後の副反応について

ごく稀に「狂犬病予防接種」後に副反応が出る場合があります。接種後に下記の症状や、いつもと違う何かを飼い主様が感じたときは遠慮なく病院にご連絡ください。

また、その時の様子や便、吐しゃ物などは動画に撮っていただいたり写真に撮っていただくと非常に診断に役立ちますので、ご持参いただけると助かります。

副反応の種類

元気がない

接種後、一番多い副反応がが「元気がなくなる」といった症状です。それ以外食欲もあり、下痢もしていなければ1日ほど経過観察して大丈夫です。翌日にはほとんど改善されますが、翌日もつづくようなら病院にご連絡ください。

嘔吐

接種後に嘔吐をする場合があります。食べ物を食べた時間にもよりますが、1~2回の嘔吐で元気があれば経過観察で大丈夫です。嘔吐が続く、またぐったりするようであれば、病院までご連絡ください。

下痢

接種後に下痢をすることがあります。下痢をしている時の便の状態は、

①形はあるけど持つと崩れる軟便

②ドロドロとした泥のような泥状便

③水のようなサラサラとした水様便

など様々です。また下痢に伴い

①ウンチの回数が増えた

②ゼリー状の粘液や血が混じった

③ウンチの色が変化した(黒色などに)

④ウンチの総量が増えた

など一言に下痢と いってもその状態や症状は様々です。

1~2回の下痢で元気があるようでしたら経過観察で大丈夫ですが、下痢は徐々に悪くなる場合もありますので、病院にご連絡ください。

発熱

ワクチンは接種した個体の免疫機構に作用し、病原体に対する抗体産生を促したり、体の中の免疫細胞の活性を高めてその病気に かからないようにしてくれます。接種したワクチンに対して免疫機構が反応し、体内では炎症反応というものが起こりその過程で発熱することがあります。

軽い発熱の症状ならば経過観察で大丈夫です。しかし他の症状、例えば下痢、食欲不振、ぐったりする、呼吸が早かったり痙攣を起こすなどの症状が出たら病院にご連絡ください。

痛み

ごく稀に、注射部位を痛がることがあります。その他の症状がなければ経過観察してください。痛みが続く、震える、発熱などの症状がありましたら病院にご連絡ください。

そのほかの重篤になりうる反応

呼吸が粗い、痙攣などの症状が出た場合はアナフィラキシー反応(ワクチン後の強い炎症反応)が考えられます。すぐに病院に連絡、ご来院ください。

犬の健健康診断や血液検査で何がわかるの?検査内容と一緒に解説!

今日は山田動物病院の犬の健康診断をご紹介しましょう。

健康診断を受けるタイミングは

健康診断を受けるタイミングは、下記になるかと思います。

①新しくワンちゃんを家に受け入れた時

健康診断はいつでも受けることができます。

②予防接種を受ける時

  • 狂犬病予防接種を受ける時
  • 混合ワクチン接種を受ける時

ワンちゃんの健康的な生活を維持するための定期健康診断として忘れないように受けるようにするのも良いと思います。
特に山田動物病院では毎年4月~6月の狂犬病予防接種の時期に、春の血液検査キャンペーンを行いますので、ご希望の方は「基本の健康診断」と「血液検査」を受けるワンちゃんが非常に増えています。

山田動物病院の基本の健康診断

この基本の健康診断は「視診、触診、聴診による健康診断」です。

山田動物病院では初診で受診するすべての動物にこの「視診、触診、聴診による基本の健康診断を行います。
費用は初診料の1,870円に含まれています。
また、山田動物病院で定期的にトリミングを受けるワンちゃんは3カ月に1回、無料でこの健康診断を行い、結果を飼い主様にお伝えしています。

それでは、「視診、触診、聴診による健康診断」をご紹介しましょう。

①体重、体温を測ります。

②白目で貧血を調べ、目の周りに異常が無いか視診します。

③目の結膜、角膜に異常がないか、白内障がないか?などを視診します。

 

④口腔内を調べます。歯肉、歯に異常はないか?歯石が溜まっていないか?また鼻汁があるかないか?などを視診します。

 

⑤耳に異常が無いか視診します。

 

⑥リンパ節に腫れはないか?脱水はしていないか?何かお腹にないか?などを触診します。

 

⑦肛門周り、陰部に異常が無いか?視診します。

 

⑧女の子なら乳腺や陰部、男の子なら睾丸にいじょうがないか?またお腹に皮膚炎はないか?を視診、触診します。

⑨前肢、後肢の関節に異常が無いか?爪に異常が無いか?足の指、パッドに異常が無いか?視診、触診します。

 

⑩最後に聴診します。

以上が山田動物病院の「視診、触診、聴診による基本の健康診断」です。

この健康診断によって

  • 貧血
  • 結膜
  • 角膜
  • 白内障
  • 鼻汁の有無
  • 歯石
  • 歯肉炎
  • リンパ節
  • 脱水
  • 乳腺
  • 肛門
  • 陰部、睾丸
  • 皮膚炎
  • 脱毛
  • ノミ糞の有無
  • 便
  • 前肢、後肢、膝
  • 打診
  • 心音

に異常が無いかわかります。

皆様のワンちゃん、ねこちゃんが健康で長生きしてほしいという願いは飼い主様のみならず、動物医療従事者の私たちの願いでもあります。
あっという間に時間は過ぎていきます。定期的に健康診断を受ける時期を決めて健康診断を受けて、笑顔の毎日を過ごしていきたいです。

血液検査について

健康診断のための血液検査はいつでも行えますが、山田動物病院では、毎年4月から6月に行う「狂犬病予防注射接種」に合わせてこの時期に「ワンちゃん春の血液検査キャンペーン」を行っているので、この時期がねらい目です。

このキャンペーンでは主要な17項目の血液検査が通常の約半額の4,950円+採血料で行うことができます。

また4月はフィラリアの検査も行われるため、フィラリア検査の採血と一緒に採血できますので、ワンちゃんの負担も飼い主様のお財布にも優しい設定になっています。またこの検査を受けるワンちゃんすべてに「視診、触診、聴診による基本の健康診断」も無料で行っています。

どんな検査をするの?

まず、基本の健康診断が終わった後、採血をします。ワンちゃんのほとんどは首の頸静脈から採血します。

そして下記の検査を外部の検査機関で行います。

総蛋白(TP)、アルブミン(Alb)、A/G比、総ビリルビン(T-Bil)、AST(GOT)、ALT(GPT)、アルカリフォスファターゼ(ALP)γーGTP(GGT)、リパーゼ(Lip)、尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cre)、総コレステロール(T-Cho)、中性脂肪(TG)、カルシウム(Ca)、無機リン(P)、血糖(Glu)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)

の17項目の検査ができます。

【検査項目でわかること】

総蛋白(TP

血液中のたんぱく質の総量を示し、栄養状態、肝・腎機能の指標となります。
感染症、慢性炎症、脱水、高脂血症、腫瘍、肝臓疾患、吸収不良、体外喪失の増加などを調べます。

アルブミン(Alb

血液中に多く含まれる蛋白質です。上昇は脱水、低下は肝臓、腎臓、腸などの疾患や出血が疑われます。
脱水、慢性肝疾患、腸吸収機能不全、栄養失調などを調べます。

A/G

慢性炎症、肝疾患、ネフローゼ症候群、M蛋白決血漿などを調べます

総ビリルビン

ビリルビンは赤血球中のヘモグロビンの代謝産物です。溶血、肝障害、排泄経路の閉塞などで上昇し、黄疸の原因となります。
肝胆道系疾患、溶血性疾患を調べます。

ASTGOT

AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は酵素の一種で、心臓の筋肉や骨格筋、肝臓に多く含まれています。肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる働きをしています。
慢性肝炎、肝癌、肝硬変、骨格筋障害を調べます。

ALTGPT

肝臓に多く含まれている酵素です。主に肝臓のダメージの指標として使われます。
慢性肝炎、肝癌、肝硬変、肝壊死などを調べます。

アルカリフォスファターゼ(ALP

主に胆道系疾患(胆汁鬱滞、胆管肝炎など)で上昇する肝酵素です。骨の成長期、腫瘍などにより上昇する場合もあります。
肝胆道系疾患、クッシング症候群、骨疾患などを調べます。

γGTPGGT

主に胆道系疾患(胆汁鬱滞、胆管肝炎)などで上昇する肝酵素です。
肝胆道系疾患、コルチゾール過剰などを調べます。

リパーゼ(Lip

膵臓に含まれる消化酵素のひとつで、十二指腸に分泌されて食物中の脂肪を分解する働きをします。
急性膵炎、慢性膵炎、膵外傷、胆道疾患などを調べます。

尿素窒素(BUN)

腎臓が十分働いているかどうかを調べる検査です。
脱水、腎不全、尿毒症、尿路閉塞、消化管出血、肝機能低下、(肝硬変、肝炎)などを調べます。

クレアチニン(Cre

腎臓から排泄される代謝産物で、腎機能が激しく低下すると上昇します。低下の原因としては、著しい筋肉の減少などがあります。
腎不全、尿毒症、尿路閉塞などを調べます。

総コレステロール(T-Cho

生体の主要脂質成分であるコレステロールの血液中の総量を示します。肝臓や胆道、腎臓の疾患や、糖尿病、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患などで上昇します。肝不全、小腸疾患などで低下します。
甲状腺機能低下症、クッシング症候群、胆道閉塞、糖尿病、甲状腺機能亢進症、アジソン病、肝疾患などを調べます。

中性脂肪(TG

血液中に存在する脂肪の一つが中性脂肪です。数値が上昇すると血液中に脂質が多すぎる状態になり脂質異常症(高脂血症)と言われます。
甲状腺機能低下症、クッシング症候群、糖尿病、甲状腺機能亢進症、副腎皮質低下症、肝硬変などを調べます。

カルシウム(K

骨代謝や筋肉の収縮、血液凝固などに関与します。主に腎臓や副甲状腺の疾患などで変動します。また腫瘍で上昇する場合もあります。
リンパ肉腫、ビタミンD過剰、上皮小体機能低下症、上皮小体亢進症、吸収低下などを調べます。

無機リン(P

生体中にカルシウムに次いで多く存在する無機物です。 
腎不全、上皮小体機能低下症、上皮小体機能亢進症、吸収低下を調べます。

血糖(Glu

血液中のぶどう糖の量を、血糖値といいます。食事の摂取で変化します。
糖尿病、ストレス、クッシング症候群、機能性低血糖、インスリノーマ、副腎皮質機能低下症などを調べます。

ナトリ ウム(Na)カリウム(K

必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。
慢性尿崩症、生体外溶血、腎不全、脱水、下痢、嘔吐、慢性機能障害、副腎皮質機能低下症などを調べます。

まとめ

このような多彩の血液検査を1年に一回受けることで、安心してワンちゃんと生活してくことができます。是非毎年4月から6月に行われる「ワンちゃんの春の血液検査キャンペーン」をご利用ください。
また、この検査結果は獣医師のコメント付きで自宅に郵送いたしますので、大変安心です。

 

 

 

 

猫ちゃんの健康診断とは?基本の健康診断から血液検査まで解説

最近、健康診断を受けたいというご要望が増えてきました。

でも、健康診断ってどのように受けたらよいの?どのタイミングで受けたら良いの?などの質問を受けることもあります。

そこで今日は山田動物病院の健康診断をご紹介しましょう。

健康診断を受けるタイミング

まず、健康診断を受けるタイミングは、

① 新しく猫ちゃんをお家に迎え入れた時

② 予防接種を受ける時

③ 秋の猫ちゃんの血液検査キャンペーンを受ける時 ※このキャンペーンについては別ブログでご紹介いたします。

などが分かりやすい目安となります。また、「受けたい時に、いつでも受けられる」のです。

基本の健康診断

山田動物病院の健康診断はまず、「視診・触診・聴診による基本の健康診断」があります。

この「基本の健康い診断」のお値段は1870円。

山田動物病院では、受診するすべての動物の初診時にこの「基本の健康診断」を行い、費用は初診料に含まれています。

また、山田動物病院で定期的にトリミングを受けられる子は3ヶ月に1回の割合で、無料で「基本の健康診断」を行い、飼い主様に報告させていただいています。

「基本の健康診断」の流れ

① 体重・体温を測る。体温は肛門で測りますので、体温計に便が付着したときは検便をします。※便をお持ちいただくこともできます。

② 目の白目を見て、貧血がないか?顔を観察して鼻汁がないかなどを視診します。

③ 目の結膜、角膜に異常がないか?白内障がないか?などを視診します。

 

④ 口腔内を視診します。歯肉、歯に異常がないか?歯石は溜まっているか?舌炎はないか?などを視診します。

 

⑤耳に異常はないか視診します。

 

⑥身体にノミ糞はないか?脱毛はないか?皮膚炎はないか?などを視診します。また肛門周りや陰部なども視診します。

 

⑦ リンパ節に異常はないか?腹部に異常はないか?脱水はしていないか?などを触診します。

 

⑧四肢に異常がないか?股関節などに異常がないか?爪の異常はないか?などを触診・視診します。

⑨ 最後に打診し、聴診器で異常音がないか?聴診します。

以上が山田動物病院の「視診・触診・聴診による基本の健康診断」です。

基本の健康診断でわかること

この健康診断により、

貧血

結膜

角膜

鼻汁

歯石

歯肉炎

舌炎

リンパ節

脱水

肛門

陰部

皮膚炎

脱毛

ノミ糞

前肢

後肢

膀胱

心音

便

 

 

 

 

 

 

 

に異常がないかを調べることができます。

何事もなく、元気で長生きしてほしいと飼い主様は皆様そう願います。そのためにも、定期的な健康診断を受けることをお勧めいたします。

 

前回の「視診・触診・聴診による基本の健康診断」に続き、更に詳しく健康診断を行いたいと考える飼い主様や、予防獣医学の観点からも血液検査をお勧めします。

お知らせ

山田動物病院では毎年10月から12月まで生化学16項目を検査する「猫ちゃんの秋の血液検査キャンペーン」を通常の約半額の4950円で実施しています。

(キャンペーン中ですと「視診・触診・聴診による基本の健康診断」と採血料が無料になります。)

 

血液検査について

「山田動物病院の視診・触診・聴診による健康診断」を受けた後、採血をします。猫ちゃんは後肢から採血します。

検査項目(生化学16項目)

総蛋白(TP)、アルブミン(Alb)、グロブリン(Glob)、A/G比、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アルカリフォスファターゼ(ALP)、総コレステロール(T-Cho)、総ビリルビン(T-Bil)、グルコース(Glu)、IDEXXSADMA、尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cre)、BUN/クレアチニン比、リン(P)、カルシウム(Ca)

 

採血が終わりましたら、血液を外部検査機関に送ります。

結果が来ましたら、獣医師が1頭1頭の総合的な判断、診断をして、検査結果と共に、飼い主様の自宅に送ります。(約1週間から10日ほどのお時間をいただいております)

では、生化学16項目を詳しく解説しましょう。

 

総蛋白(TP)

血液中の蛋白質の総量を示し、栄養状態、肝・腎機能や免疫機能の指標となります。Alb、Globの数値と併せて評価します。

アルブミン(Alb)

血液中に多く含まれる蛋白質です。上昇は脱水、低下は肝臓、腎臓、腸などの疾患や出血などが疑われます。

グロブリン(Glob)

血液中に多く含まれる蛋白質です。上昇は脱水、慢性炎症、腫瘍、減少は免疫異常などが疑われます。

A/G比

アルブミン(Alb)とグロブリン(Glob)の比を算出したものです。慢性炎症、腫瘍、慢性肝障害、腎からの喪失などで低下します。

アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)

肝臓に多く含まれている酵素です。主に肝臓のダメージの指標として用いられます。

アルカリフォスファターゼ(ALP)

主に胆道系疾患(胆汁鬱滞、胆管肝炎など)で上昇する肝酵素です。骨の成長期、腫瘍などの影響により上昇する場合もあります。

総コレステロール(T-Cho)

生体の主要脂質成分であるコレステロールの血液中の総量を示します。肝臓や胆道、腎臓の疾患や糖尿病、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患などで上昇します。肝不全、小腸疾患などで低下します。

総ビリルビン(T-Bil)

ビリルビンは赤血球中のヘモグロビンの代謝産物です。溶血、肝障害、排泄経路の閉塞などで上昇し、黄疸の原因となります。

グルコース(Glu)

血糖値を示し、糖尿病や低血糖の診断に用います。食事の影響を受けるため、食後に上昇します。またこうふんなどのストレスやステロイドの影響により上昇する場合もあります。

IDEXX  SDMA

対称性ジメチルアルギニン。腎臓から排泄される代謝産物で、早期の腎疾患の可能性を可能にする、犬、猫の新しい腎機能マーカーです。

クレアチニン(Cre)

腎臓から排泄される代謝産物で、腎機能が激しく低下すると上昇します。低下の原因としては、著しい筋肉の減少などがあります。

尿素窒素(BUN)

腎臓から排泄される代謝産物で腎機能の低下や消化器官出血などで上昇します。また腎機能低下により減少することもあります。

BUN/クレアチニン比

BUNとクレアチニンの比を算出したものです。これらの値が正しく腎臓の状態を反映しているかどうかを評価します。

リン(P)

副甲状腺疾患、腎臓病、食事内容によって変動します。

カルシウム(Ca)

骨代謝や筋肉の収縮、血液凝固などに関与します。主に腎臓や副甲状腺の疾患などで変動します。また腫瘍で上昇する場合もあります。

お知らせ

10月から12月に行われる「猫ちゃんの秋の血液検査キャンペーン」では、以上の16項目の検査で各項目を組み合わせて総合的に判断いたします。獣医師の細かいコメントがありますので、大変分かりやすいです。検査結果の質問等も後日受付ますのでますます安心ですね。

また、キャンペーン期間外でも血液検査は随時受け付けておりますので、その場合はご相談ください。