トピックス

ワンちゃん春の血液検査キャンペーンの時期です!!

山田動物病院では、毎年4月から6月に行う「狂犬病予防注射接種」に合わせてこの時期に「ワンちゃん春の血液検査キャンペーン」を行っています

このキャンペーンでは主要な17項目の血液検査が通常の約半額の4,950円+採血料で行うことができます。

また4月はフィラリアの検査も行われるため、フィラリア検査の採血と一緒に採血できますので、ワンちゃんの負担も飼い主様のお財布にも優しい設定になっています。またこの検査を受けるワンちゃんすべてに「視診、触診、聴診による基本の健康診断」も無料で行っています。

どんな検査をするの?

まず、基本の健康診断が終わった後、採血をします。ワンちゃんのほとんどは首の頸静脈から採血します。

 

そして下記の検査を外部の検査機関で行います。

総蛋白(TP)、アルブミン(Alb)、A/G比、総ビリルビン(T-Bil)、AST(GOT)、ALT(GPT)、アルカリフォスファターゼ(ALP)γーGTP(GGT)、リパーゼ(Lip)、尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cre)、総コレステロール(T-Cho)、中性脂肪(TG)、カルシウム(Ca)、無機リン(P)、血糖(Glu)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)

の17項目の検査ができます。

【検査項目でわかること】

総蛋白(TP

血液中のたんぱく質の総量を示し、栄養状態、肝・腎機能の指標となります。
感染症、慢性炎症、脱水、高脂血症、腫瘍、肝臓疾患、吸収不良、体外喪失の増加などを調べます。

アルブミン(Alb

血液中に多く含まれる蛋白質です。上昇は脱水、低下は肝臓、腎臓、腸などの疾患や出血が疑われます。
脱水、慢性肝疾患、腸吸収機能不全、栄養失調などを調べます。

A/G

慢性炎症、肝疾患、ネフローゼ症候群、M蛋白決血漿などを調べます

総ビリルビン

ビリルビンは赤血球中のヘモグロビンの代謝産物です。溶血、肝障害、排泄経路の閉塞などで上昇し、黄疸の原因となります。
肝胆道系疾患、溶血性疾患を調べます。

ASTGOT

AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は酵素の一種で、心臓の筋肉や骨格筋、肝臓に多く含まれています。肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる働きをしています。
慢性肝炎、肝癌、肝硬変、骨格筋障害を調べます。

ALTGPT

肝臓に多く含まれている酵素です。主に肝臓のダメージの指標として使われます。
慢性肝炎、肝癌、肝硬変、肝壊死などを調べます。

アルカリフォスファターゼ(ALP

主に胆道系疾患(胆汁鬱滞、胆管肝炎など)で上昇する肝酵素です。骨の成長期、腫瘍などにより上昇する場合もあります。
肝胆道系疾患、クッシング症候群、骨疾患などを調べます。

γGTPGGT

主に胆道系疾患(胆汁鬱滞、胆管肝炎)などで上昇する肝酵素です。
肝胆道系疾患、コルチゾール過剰などを調べます。

リパーゼ(Lip

膵臓に含まれる消化酵素のひとつで、十二指腸に分泌されて食物中の脂肪を分解する働きをします。
急性膵炎、慢性膵炎、膵外傷、胆道疾患などを調べます。

尿素窒素(BUN)

腎臓が十分働いているかどうかを調べる検査です。
脱水、腎不全、尿毒症、尿路閉塞、消化管出血、肝機能低下、(肝硬変、肝炎)などを調べます。

クレアチニン(Cre

腎臓から排泄される代謝産物で、腎機能が激しく低下すると上昇します。低下の原因としては、著しい筋肉の減少などがあります。
腎不全、尿毒症、尿路閉塞などを調べます。

総コレステロール(T-Cho

生体の主要脂質成分であるコレステロールの血液中の総量を示します。肝臓や胆道、腎臓の疾患や、糖尿病、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患などで上昇します。肝不全、小腸疾患などで低下します。
甲状腺機能低下症、クッシング症候群、胆道閉塞、糖尿病、甲状腺機能亢進症、アジソン病、肝疾患などを調べます。

中性脂肪(TG

血液中に存在する脂肪の一つが中性脂肪です。数値が上昇すると血液中に脂質が多すぎる状態になり脂質異常症(高脂血症)と言われます。
甲状腺機能低下症、クッシング症候群、糖尿病、甲状腺機能亢進症、副腎皮質低下症、肝硬変などを調べます。

カルシウム(K

骨代謝や筋肉の収縮、血液凝固などに関与します。主に腎臓や副甲状腺の疾患などで変動します。また腫瘍で上昇する場合もあります。
リンパ肉腫、ビタミンD過剰、上皮小体機能低下症、上皮小体亢進症、吸収低下などを調べます。

無機リン(P

生体中にカルシウムに次いで多く存在する無機物です。 
腎不全、上皮小体機能低下症、上皮小体機能亢進症、吸収低下を調べます。

血糖(Glu

血液中のぶどう糖の量を、血糖値といいます。食事の摂取で変化します。
糖尿病、ストレス、クッシング症候群、機能性低血糖、インスリノーマ、副腎皮質機能低下症などを調べます。

ナトリ ウム(Na)カリウム(K

必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。
慢性尿崩症、生体外溶血、腎不全、脱水、下痢、嘔吐、慢性機能障害、副腎皮質機能低下症などを調べます。

まとめ

このような多彩の血液検査を1年に一回受けることで、安心してワンちゃんと生活してくことができます。是非毎年4月から6月に行われる「ワンちゃんの春の血液検査キャンペーン」をご利用ください。
また、この検査結果は獣医師のコメント付きで自宅に郵送いたしますので、大変安心です。

狂犬病予防接種が始まりました。フィラリア検査、春の血液検査も実施しております。

4月1日より狂犬病予防接種が始まりました。皆様のお手元には市町村役場より「狂犬病予防接種券」が届いていらっしゃると思います。

山田動物病院では以下の様になっています。

  • 世田谷区にお住いの方は

    当院は世田谷区獣医師会に所属しておりますので、4月1日より病院にて「狂犬病予防注射済票」をお渡しすることができます。また、この時期に新しくワンちゃんを飼われた場合は登録の代行を同時に無料で行っております。(登録の場合は2週間ほどのお時間をいただきます。)病院で済票が発行できるのは4月1日からです。

  • 杉並区、調布市、三鷹市にお住いの方は

    山田動物病院にて接種後、当院スタッフが各市町村役場にて「狂犬病予防注射済票」を申請、受け取り、その後ご自宅までの郵送の代行を無料で行っております。ぜひご利用ください。(済票送付まで調布・三鷹市は1週間~2週間杉並区は約3週間のお時間をいただいております。済票がすぐに必要な場合はご自身で役所にてお手続きください)

  • 世田谷区、杉並区、調布市、三鷹市以外にお住いの方は

    当院で接種後「狂犬病予防接種済証明書」を発行、お渡ししますのでご自身でお住まいの市町村役場で「狂犬病予防注射済票」を取得してください。

  •  

    費用について

    狂犬病予防注射 ¥3,200

    注射済票 ¥550(市町村にお支払いします)

  • 狂犬病予防接種を受ける時の注意事項

    ・山田動物病院では狂犬病予防接種の前に飼い主様に問診をし、基本の健康診断を行なってから接種します。いつもと違う症状(下痢、嘔吐、元気がないなんどの症状)がありましたら、担当獣医師にお知らせください。

    ・市町村から届く接種券をお持ちください。

    ・接種後は極端な運動などを避けましょう。

    ・ごく稀に副反応の出るワンちゃんがいます。夜間に対応が難しい場合もありますので、なるだけ午前中に接種することが望ましいです。

    ・以前に副反応の症状が出たことがある場合は、接種前にお知らせください。

    ・山田動物病院は予約制ではありませんので、接種券をお持ちになり、直接病院にいらしてください。

    狂犬病予防接種についての詳しいブログはこちらへどうぞ。

 

  併せてフィラリア検査、春の血液検査も実施しております。

メールの返信について

山田動物病院をご利用くださり、ありがとうございます。

メールでのご質問やトリミング予約について、返信までに2~3日の時間がかかってしまいます。

お急ぎの時は、お電話にてご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

山田動物病院 トリミング料金・ホテル料金価格改定のお知らせ

山田動物病院 トリミング料金・ホテル料金価格改定のお知らせ

この度、電気料金、諸費用の高騰により、誠に不本意ながら当院でのトリミング料金・ホテル料金を現状の10%ほど価格改定をさせていただきます。
当院をご利用いただいている飼い主様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
                      価格改定日  2023年 6月 1日

トリミング、ホテルの予約についてのお知らせ

いつも山田動物病院のトリミングをご利用くださり、ありがとうございます。

現在トリミング、ペットホテルの予約は病院で直接、お電話、メールの3つの方法があります。

大変申し訳ございませんが、メールで予約の場合すぐにお返事することができません。

お電話にてご予約いただくとすぐに予約状況がわかいますので、お急ぎの場合はお電話での予約をお願いいたします。

 

また、トリミングは大変込み合っており、予約が取りづらい状況になっております。

トリミング終了後、次回のご予約をお取りすることをお勧めいたします。

 

猫ちゃんの秋の血液検査キャンペーンが始まりました。

山田動物病院では、「猫ちゃんの秋の血液検査キャンペーン」が始まりました。(10月から12月)

元気で長生きしてほしいという願いは飼い主様にとって大きな願いです。そのためにも、また予防獣医学の観点からも年一度の血液検査をお勧めすます。

血液検査の内容は16項目の血液化学検査を、通常の約半額の6,050円で受けることができます。

またこのキャンペーンでは、「山田動物病院の視診・触診・聴診による基本の健康診断」と「採血料」が無料でセットになっている特別価格となっています。

詳しい検査の内容はブログでご紹介していますので、ご覧ください。

特にご予約は必要ありませんので、直接病院にお越しください。食後12時間を空けての検査が望ましいです。