スタッフブログ

年末・年始のトリミングの予約についてのお知らせ

いつも山田動物病院をご利用いただき、ありがとうございます。

年末・年始のトリミングの予約についてのお知らせがございます。

① 12月のトリミングは完全予約制とさせていただきますので、大変申し訳ございませんが、当日予約はお受けできませんので、ご了承ください。

② 年末・年始のご予約は10月、11月にお取りくださいますよう、お願いいたします。現在(9月末)でもご希望の日に入れるかどうかわからない状況です。12月に入りますと、ご予約を取れない事も考えられますので、よろしくお願いいたします。

② シャンプー、カットをされないで、爪切り等の単発のオプション(爪切り、足裏バリカン、足回りカット、肛門嚢絞り、ひげカットなどの単発での施術)につきまして、現在は予約なしでご来院いただきましたが、12月は予約をお願いいたします。トリミングが大変込み合いますので、予約なしでいらした場合、大変お待たせすることになってしまいますので、ご予約をお取りくださるよう、お願いいたします。

年末・年始のトリミングは大変込み合いますので、どうぞご了承いただきたく存じます。

                                             

4年ぶりの懇親会

コロナ禍で自粛を余儀なくされていた懇親会を、4年ぶりに開催しました。

楽しい、楽しいひと時をみんなで過ごすことができました。

さあ、皆さん、また頑張りましょう!!

椎間板ヘルニアのトイプードルのチロル君が走れるようになりました。

調布市入間町のトイプードルのチロル君が体の激しい痛みを訴え、殆ど歩けなくなってしまいました。

診察の結果、椎間板ヘルニアのグレードⅡ (起立可能な不全麻痺)が疑われました。手術は行わず、消炎鎮痛剤投与とレーザー治療とで今では全速力で走れるようになりました。

椎間板ヘルニア   ダックスフントのハッピー君 歩けるようになりました。

世田谷区のダックスフントのハッピー君が突然後肢が麻痺して歩行出来無くなってしまいました。起立不能で知覚は全く無く、最悪のグレードVでした。

脊椎のMRI撮影により椎間板ヘルニアと診断されました。

片側椎弓切除手術を行い、レーザー治療も併用して2週間位で歩行可能になりました。

椎間板ヘルニア   コーギーの 小麦君が歩けるようになりました。

調布市染地のコーギーの小麦ちゃんが突然後肢が麻痺して歩行出来なくなってしまいました。

起立不能で感覚は全く無く、最悪のグレードVでした。

脊椎のMRI撮影により椎間板ヘルニアと診断され、何と6カ所の椎間板がヘルニアを起こしていました。

6カ所全てに片側椎弓切除手術を行い、レーザー治療も併用して、1ヶ月位で歩行可能になりました。

【獣医師監修・犬の健康診断】 春の健康診断・血液検査キャンペーンが始まりました。狂犬病予防接種時に行うことをお勧めしています。

健康診断を行う理由

持病もなく元気で健康なワンちゃんは、狂犬病、ワクチン注射、フィラリア予防などの他は病院から足が遠のきがちですね。でもこのまま元気で長生きしてほしいと飼い主様はみなさんそう思います。

そこでお勧めするのが愛犬の「健康診断」です。

健康診断の時期

獣医師による視診、触診、聴診による基本健康診断

まず、ワンちゃんをご家庭に迎え入れた時に行うことをお勧めします。その後、毎年受ける狂犬病予防注射の時期、または混合ワクチンの時期に合わせ、毎年1回行うとよろしいと思います。

山田動物病院では初診で受診するワンちゃんすべてに、基本の健康診断が初診料(1870円)に含まれています。

また定期的に山田動物病院のトリミングをご利用のワンちゃんには3ヶ月に一度、この健康診断を無料で行い、結果をお知らせしています。

 血液検査

山田動物病院の視診・触診・聴診による基本の健康診断のあとより詳しく健康状態をチェックしたい場合や予防医学の観点からも血液検査をお勧めします。

毎年、4月~6月の狂犬病予防注射の時期に、山田動物病院では「春の血液検査キャンペーン」を実施しています。

この「春の血液検査キャンペーン」は愛犬の年1度の健康診断を受けやすくするために、通常の約半額4950円+採血料にて主な血液検査ができるように提供しています。この血液検査を受ける時は「視診、触診、聴診による基本の健康診断」を無料で行っています。

またこの時期にフィラリア検査を行う飼い主様は、フィラリア検査血液検査を行うと採血が1回で済む(採血料も1回)という利点があります。

費用

※スマートフォンの方はスライドをして表を確認してください。

 通常キャンペーン期間(毎年4月~46月)
基本健康診断のみ

1,860円(税込)

なし

基本健康診断

血液検査

※採血料別料金
※項目の数によって変動します。
4.950円(税込)
※採血料別料金

※定期的にトリミングを利用していただいているお客様は3ヶ月に1回基本健康診断を無料で行っております。

健康診断の受け方

特に事前の予約は必要ありませんので、ご都合のよろしい時に直接ご来院ください。

検査でわかること

獣医師による視診、触診、聴診による基本健康診断

この健康診断によって、「貧血、結膜、角膜、白内障、鼻汁の有無、歯石、歯肉炎、耳、リンパ節、脱水、乳腺、肛門、陰部、睾丸、皮膚炎、脱毛、ノミ糞の有無、便、前肢、後肢、膝、爪、打診、心音、肺」に異常がないかを調べることができます。

血液検査

総蛋白(TP)、アルブミン(Alb)、A/G比、総ビリルビン(T-Bil)、AST(GOT)、ALT(GPT)、アルカリフォスファターゼ(ALP)γーGTP(GGT)、リパーゼ(Lip)、尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cre)、総コレステロール(T-Cho)、中性脂肪(TG)、カルシウム(Ca)、無機リン(P)、血糖(Glu)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)の17項目の検査ができます。

検査項目でわかること

総蛋白(TP)

血液中のたんぱく質の総量を示し、栄養状態、肝・腎機能の指標となります。

感染症、慢性炎症、脱水、高脂血症、腫瘍、肝臓疾患、吸収不良、体外喪失の増加などを調べます。

アルブミン(Alb)

血液中に多く含まれる蛋白質です。上昇は脱水、低下は肝臓、腎臓、腸などの疾患や出血が疑われます。

脱水、慢性肝疾患、腸吸収機能不全、栄養失調などを調べます。

A/G比

慢性炎症、肝疾患、ネフローゼ症候群、M蛋白決血漿などを調べます

総ビリルビン

ビリルビンは赤血球中のヘモグロビンの代謝産物です。溶血、肝障害、排泄経路の閉塞などで上昇し、黄疸の原因となります。

肝胆道系疾患、溶血性疾患を調べます。

AST(GOT)

AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は酵素の一種で、心臓の筋肉や骨格筋、肝臓に多く含まれています。肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる働きをしています。

慢性肝炎、肝癌、肝硬変、骨格筋障害を調べます。

ALT(GPT)

肝臓に多く含まれている酵素です。主に肝臓のダメージの指標として使われます。

慢性肝炎、肝癌、肝硬変、肝壊死などを調べます。

アルカリフォスファターゼ(ALP)

主に胆道系疾患(胆汁鬱滞、胆管肝炎など)で上昇する肝酵素です。骨の成長期、腫瘍などにより上昇する場合もあります。

肝胆道系疾患、クッシング症候群、骨疾患などを調べます。

γーGTP(GGT)

主に胆道系疾患(胆汁鬱滞、胆管肝炎)などで上昇する肝酵素です。

肝胆道系疾患、コルチゾール過剰などを調べます。

リパーゼ(Lip)

膵臓に含まれる消化酵素のひとつで、十二指腸に分泌されて食物中の脂肪を分解する働きをします。

急性膵炎、慢性膵炎、膵外傷、胆道疾患などを調べます。

尿素窒素(BUN)

腎臓が十分働いているかどうかを調べる検査です。

脱水、腎不全、尿毒症、尿路閉塞、消化管出血、肝機能低下、(肝硬変、肝炎)などを調べます。

クレアチニン(Cre)

腎臓から排泄される代謝産物で、腎機能が激しく低下すると上昇します。低下の原因としては、著しい筋肉の減少などがあります。

腎不全、尿毒症、尿路閉塞などを調べます。

総コレステロール(T-Cho)

生体の主要脂質成分であるコレステロールの血液中の総量を示します。肝臓や胆道、腎臓の疾患や、糖尿病、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患などで上昇します。肝不全、小腸疾患などで低下します

甲状腺機能低下症、クッシング症候群、胆道閉塞、糖尿病、甲状腺機能亢進症、アジソン病、肝疾患などを調べます。

中性脂肪(TG)

血液中に存在する脂肪の一つが中性脂肪です。
数値が上昇すると血液中に脂質が多すぎる状態になり脂質異常症(高脂血症)と言われます。

カルシウム(K)

骨代謝や筋肉の収縮、血液凝固などに関与します。主に腎臓や副甲状腺の疾患などで変動します。また腫瘍で上昇する場合もあります。

リンパ肉腫、ビタミンD過剰、上皮小体機能低下症、上皮小体亢進症、吸収低下などを調べます。

無機リン(P)

生体中にカルシウムに次いで多く存在する無機物です。 

腎不全、上皮小体機能低下症、上皮小体機能亢進症、吸収低下を調べます。

血糖(Glu)

血液中のぶどう糖の量を、血糖値といいます。食事の摂取で変化します。

糖尿病、ストレス、クッシング症候群、機能性低血糖、インスリノーマ、副腎皮質機能低下症などを調べます。

ナトリ ウム(Na)カリウム(K)

必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。

慢性尿崩症、生体外溶血、腎不全、脱水、下痢、嘔吐、慢性機能障害、副腎皮質機能低下症などを調べます。

 検査の仕方  

獣医師による視診、触診、聴診の基本の健康診断

山田動物病院の基本の健康診断は、全身の触診、視診、聴診をします。

①体重・体温を測ります。体温は肛門に体温計を入れて測ります。この時に体温計に付着した便で検便をします。

(便が付かないこともありますので、便をお持ちください。)

②白目で貧血があるかないか調べます。

③目の結膜、角膜、白内障などに異常がないか調べます。

④口腔内を調べます。歯肉、歯に異常はないか、歯石が溜まっていないかなど口腔内を視診します。

 また鼻汁などないか視診します。

⑤耳に異常がないか調べます。

⑥リンパ節に腫れはないか?脱水はしていないか?お腹に何かないか?など触診します。

⑦肛門周りに異常はないか?視診します。

⑧女の子なら乳腺や陰部、男の子は睾丸に異常はないか?また皮膚炎はないか?視診と触診をします。

⑨前肢、後肢の関節に異常がないか?爪に異常はないか?足の指、裏に異常がないか視診、触診します。

⑩最後に打診し、聴診器で胸の音を聴診します。

以上が視診、触診、聴診による基本の健康診断です。

血液検査

「獣医師による視診、触診、聴診による基本の健康診断」をします。その後、経静脈から採血します。

採血した血液を外部検査機関に送り、結果が検査機関から戻ってきて、獣医師が結果診断をしたあとご自宅に郵送します。

結果の郵送には最低2週間ほどかかりますのでご了承ください。

このような多彩の血液検査を1年に一回受けることで、安心してワンちゃんと生活してくことができます。是非お試しください。

 

フィラリア検査も始まりました。

フィラリア検査が始まりまりました!

春のフィラリア検査が始まりました。

狂犬病予防注射と一緒に検査を受けることをお勧めいたします。

料金:採血料 1,400円   検査料金 2,200円

 

今回はフィラリア検査について、当病院のDr.simadaにまとめてもらいました。

犬のフィラリア症について

フィラリア予防

  フィラリア症(犬糸状虫症)は蚊の媒介で感染します。心臓や肺動脈に寄生して、右心不全をはじめとして肝臓、腎臓、肺などの臓器にも悪影響が起き、放置すると死に至ることもあります。

 予防の仕方

 犬のフィラリア症は薬による予防でほぼ100%可能です。しかしフィラリアに寄生した状態で予防薬を与えることは危険です。それは、体内で大量にフィラリアの子虫が死亡するとショック症状を起こし、最悪の場合は死に至ことがあるからです。

 したがって、予防薬の投与の前に検査が必要になります。検査は血液を採取することで簡単にフィラリア抗原を確認することができます。この検査結果が陰性であれば、予防薬を投与することができます。

 予防期間は蚊の出現する環境で異なります。東京都は5月中旬から11月中旬の間に蚊が発生していると言われています。これより6月中旬から12月中旬の7ヶ月間、月1回予防薬を投与します。(通年投与でも問題ありません。)

 なぜこのような処方になるかというと、フィラリア症の予防薬は体内にフィラリアを入れるのを防ぐのではなく、フィラリアの子虫を駆虫する薬なのです。

蚊がフィラリア感染犬を吸血するとmf(ミクロフィラリア:フィラリアの赤ちゃん)を体内に取り込みます。蚊の体内でmfは感染力をもつL3という状態に成長し、この時期に他の犬を吸血すると伝播していきます。実はフィラリア症の予防薬は、mf、L3、L4に効果のある駆虫薬なのです。蚊に刺されてからL3に成長するまで約2週間なので、月1回の予防薬の投与が必要になり、蚊の発生1ヶ月後から発生終息の1ヶ月後までの予防期間になります。

  また、コリー犬とその系統の犬種は、アベルメクチン系薬剤で神経症状を示したという報告があるため、これらの犬種はアベルメクチン系薬剤でない物を投与しましょう。

  さらに、予防薬はフィラリアだけ予防する物から、ノミやダニなどの寄生虫を同時に駆虫する物まで様々です。用途に合わせて選びましょう。

 まとめ

①投与前は検査を行って、陰性を確認する。

②予防薬は6月中旬から12月中旬まで月1回投与する。

 もしフィラリア症になってしまったら

 フィラリア症は寄生数、罹患の期間、症例の感受性により重症度が決まります。そしてフィラリアの寄生がわかったらこの重症度をもとに治療を行います。

 犬のフィラリア症の症状は、急性の大静脈症候群と慢性の症状に分けられます。大静脈症候群は貧血、虚脱、呼吸困難といった重篤な症状が現れます。また慢性症状としては呼吸困難や発咳といった呼吸器症状や、腹水が貯留する右心不全の症状、ネフローゼ症候群(蛋白尿、低アルブミン血症、高脂血症、浮腫)といった症状があげられる。

 治療法は、

  1. 成虫の駆除
  2. mfの駆除
  3. 心不全の治療

などを行うことがあります。

 成虫の駆除は、駆虫薬を用いた内科的治療法と、手術による外科的な治療法があります。mfの駆除も内服で治療します。しかし、成虫駆除もmf駆除も多量に寄生している状態で駆虫すると、死骸が血管を詰まらせたり、死骸によるショック症状を呈したりする恐れがあるため、重症度に合わせ慎重に治療を行う必要があります。

 また、感染が長期になると、肺高血圧になり右心不全を起こすことがあります。この場合は、駆虫とは別に心不全の治療が適宜必要になります。

  フィラリア症にならないためにも予防を行いましょう。

 

猫のフィラリア症

 本来フィラリア(犬糸状虫)の終宿主は犬であり、中間宿主は蚊であります。つまりフィラリアの生活環はイヌ科動物と蚊の両方が存在する必要があるのです。ところが現在40種類以上の動物でフィラリアの寄生が報告されています。その中でも食肉類(猫、フェレット、タヌキ、キツネなど)の報告が多いようです。このため、特に猫のフィラリア感染にも注目されつつあります。

 猫は本来の終宿主ではないため、L3(感染力を持つ)が成虫になる確率が低いとされています。そのために、猫における発生数は低いのです。

 フィラリアに感染した猫の多くは無症状のまま経過することが多いようですが、肺に寄生して咳や苦しそうな呼吸を呈したり、急性症状を呈して急死したりと様々な経過をたどります。

  猫のフィラリアは診断が難しいです。フィラリアから猫を守るには、やはり猫専用の予防薬を毎月1回投与することになります。

 まとめ

①犬よりは発生が少ないが猫もフィラリアに感染します。

②予防は蚊の発生に伴って、予防薬を毎月1回投与することです

狂犬病予防注射が始まりました!!

狂犬病予防注射

令和5年度の狂犬病予防注射が始まりました。

世田谷区の方:当病院で注射済票がお手渡しできるのが、4月1日からとなります。

調布市、三鷹市、杉並区の方:市町村役場への届出を無料で代行いたします。2週間ほどのお時間をいただき、ご自宅に郵送いたします。

その他の地域にお住まいの方:狂犬病予防注射接種済証明書を発行いたしますので、お住まいの地町村役場にお持ちください。

いづれも、市町村役場から届く「狂犬病予防注射」のお手紙、ハガキをお持ちください。

料金は 注射代金  3,200円 済票 550円 です。

 

椎間板ヘルニア ダックスフントの ろい君  歩けるようになりました!

調布市緑が丘のダックスフントのろい君が突然後肢がマヒして歩けなくなってしまいました。

起立不能で知覚も全く無く、最悪のグレードVでした。

脊椎のMRI撮影により椎間板ヘルニアと診断されました。片側椎弓切除手術を行いました。

回復率はわずか16%でしたが、レーザー治療も併用して1か月くらいで歩けるようになりました。

喜びのK様と ろい君です。