2014年06月06日

川名ポジョムちゃん、22歳です

当院の最長寿の猫ちゃんです。

目下のところ健康上の問題点は便秘気味なことぐらいです。

実はこのポジョムちゃん、15年前に交通事故で生死の境をさまよう出来事がありました。

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以下は当時の地元タウン紙「ファン」に掲載された記事です。

【ある日曜日の午前5時、交通事故の猫が急患で運び込まれました。

呼吸困難を起こし、口からは出血して起立不能でした。

無我夢中で連れてきたのは、八王子に帰宅途中の福田さんら5人の若者達で、烏山病院付近の甲州街道の真ん中で轢かれてうずくまっているところを見つけ、とっさに他の車の通行を止めて救出したとのこと。

診察中も、彼らは「がんばれー!」「良くなってお家に帰るんだぞ~!」と懸命に激励するのでした。

検査の結果、頭蓋骨々折、骨盤骨折、そして舌が大幅に切れていることがわかり、ICU装置に収容し、入院させることになりました。

 応急処置が終了し、状態が少し落ち着くと、彼らは何やら相談し始め、もし飼い主を探し出せなかったら自分たちが引き取ると申し出、更にみんなでありったけのポケットマネーを出し合ってカウンターの上に置き、深々と頭を下げて帰っていきました。

 仕事が休みの次の土曜日には、5人揃ってお見舞いに来てくれました。その時には猫は大手術にも耐え、か細いながらも声を出せるようになっていました。そしてなんと飼い主さんも見つかったのです。

その子は芦花公園の川名さんの愛猫ポジョムちゃんでした。もしあの時、甲州街道から救出してもらえなかったら、二度、三度と轢かれ、今頃ポジョムちゃんの命はなかったことでしょう。涙を浮かべた川名さんから何度も何度もお礼を言われ、茶髪の若者達は恐縮しながらもとても嬉しそうでした。】

先日、その若者達とのお写真を川名様よりいただきました。今みなさんはどんな大人になっていらっしゃるのでしょう…

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